社名: | 株式会社 計真(かずま) |
英文表記: | KAZMA.co |
本社: | 東京都大田区田園調布南12-12 |
電話: | 050-1555-6224 |
設立: | 2008年10月1日 |
代表取締役: | 光武 真紀 |
事業内容: | テレビ番組制作、企業/団体紹介VTR制作など |
HP: | http://kazma.biz |
E-mail: | info@kazma.biz |
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1997年4月14日…ひとつの海が死んだ。『国営諫早湾干拓事業』が引き起こしたとされる、数々の自然異変。「宝の海」と言われた有明海に青潮やヘドロ沈殿など、水質汚染が生じて有明海全体が死の海と化しました。タイラギ貝の死滅、海苔の色落ちなど重大な漁業被害が発生したとして、自然保護団体のみならず、沿岸の各漁業協同組合の猛反対にあっています。ニュースステーション取材班は諫早湾を長期取材。地元漁師が肌で感じる“宝の海の終焉”の本当の理由を探りました。
2005/01/16 O.A.
阪神大震災から10年が経とうとしていました。当時、神戸にある製造業で、最大の被害を被った企業をご存じでしょうか?1989年から震災のあった95年まで、ラグビーで日本選手権7連覇を達成したことで知られる神戸製鋼です。
震災当時、鉄鋼業を始めとする重厚長大産業は斜陽でした。神戸製鋼も2年連続赤字を計上するなど、業績が悪化している時に起きた中での大災害だったのです。鉄の生産に不可欠な高炉が止まるなど、神戸製鋼にとっては、まさに致命的な被害となってしましました。
「このままでは会社がツブれる」追いつめられた神戸製鋼は起死回生への道を探りました。
2005/04/10 O.A.
ライブドアの日本放送株買収騒動に端を発し、企業買収、そして企業防衛が全国民レベルで論じられていました。およそ157年前、Gold Rushに沸いたカリフォルニア。今や州内総生産はアメリカ1、全米最大の経済規模を誇り、IT企業発祥の地シリコンバレーを抱え、日々企業の形を変えつづけています。そこで、迷える『日本企業』の指針を見つけるべく、アメリカ・カリフォルニアへ田原総一朗氏とともに緊急取材。青色発光ダイオードなどの発明・開発者で、日本でいち早く知的財産の価値を主張した中村修二教授と、ITの聖地シリコンバレーの中で最も成功した人物の一人、Googleの共同創業者セルゲイ・ブリン氏に直接あうことが出来、当時としてはほとんど紹介されていなかった、Googleのユニークな社風を取材することが出来ました。このコーナーの企画、取材、編集を手がけました。
2005/7/17 O.A.
大合併をどうしても推し進めたい国の方針によって全国で議員定数の4、5倍にも達する、とてつもないマンモス議会が次々誕生していました。そんな中、2つの合併に完全密着しました。1つは新潟県中越地震に襲われた被災地・魚沼市。震災直後にマンモス議会が誕生。公費を使って居座る議員達に向けられる住民の怒りとリコール運動が巻き起こっていました。
そして、もう1つは議員の居座りをいっさい許さず住民のための合併を貫いた今治市。
この相対する合併を通して、見えてきたのは、国のエゴ、議員のエゴ、そして住民の決断でした。
2005/05/01 2005/5/29 O.A.
尼崎市のJR福知山線で起きた快速電車の脱線事故は死者100人を超える大惨事となった。
この事故を海外では「世界で最も精密な鉄道網を敷き、安全と思われた日本で起きた」安全神話の崩壊と伝えました。
ATS(列車自動停止措置)や脱線防止ガードなど、次の悲劇を防止するための安全システムの導入状況などを2回にわたり徹底検証しました。
2005/8/21 O.A.
サンデープロジェクトが最悪の事態を迎えている日中関係に風穴を開けました!田原総一朗氏と岡本行夫氏が8月9日、香港を本拠地とするフェニックスTVの討論番組をジャック!! 中国側論客との間で日中関係の過去、現在、未来について縦横無尽に90分にわたる激論を交わしました。この番組は地元、香港だけではなく中国全土にも放送され、日中の論客が日中関係を論じた番組が中国国内で放送されるのは史上初めての快挙となったのです!中国国内では4億人以上がこの番組を視聴、その中には胡錦涛総書記、温家宝国務院総理も含まれていたと言われています。サンデープロジェクトでこの激論を紹介。中国取材全般、編集を担当しました。
2005/11/27 O.A.
2005年に大きな社会問題となった耐震偽装事件。
『終の棲家』一生をかけて手にしたその夢の形。それが震度5強の地震で崩壊するかもしれない!それが11月17日国土交通省“衝撃”の発表だったのです。あまりにも罪深いその現実を生んだのはいったい誰なのか?まさに当時の渦中の人物をスタジオに呼び、田原総一朗氏との討論コーナーを企画しました。
それは、当時、『少しでも“広い”物件を、少しでも“安く”』庶民のささやかな願いをかなえる救世主として脅威的に売上を伸ばしつづけてきたヒューザーの小嶋社長です。
また、『国の責任は?これからの補償は?』被害者の切実な声に答えてもらうべく責任ある与党の国会議員にもスタジオにお越しいただきました。
2005/12/11 O.A.
日本の経営者像は世代交代と共に大きく変わろうとしていました。ITを中心勢力とした若手社長達の台頭です。メディア事業への参入とプロ野球球団買収という一石を投じた先駆者・ライブドア堀江氏と楽天・三木谷氏。ソフトバンクなどベンチャー3社は携帯電話市場への殴り込みをかけたのです。戦後、サラリーマン社長が増えつづけてきた日本の実業界の体質をNEWパワーが次々と駆逐。日本経済のコアでいったい何が起きようとしているのか?
田原総一朗氏のトークコーナーのゲストとして、フリーター・ニートの“救世主”。
ネットワークを武器に渋谷の若者文化と就職市場との橋渡しに急成長したフルキャスト・平野岳史氏。
そして、IT業界から実業界へ…巨大な資本力と経験を引っさげプロフェッショナル経営者としてスカイマークエアラインズに乗り込んだ西久保愼一氏。
『楽天vsTBS問題』そして『耐震偽造マンション・ホテル問題』を新世代プロ経営者たちはどう見るのかを企画しました。
2006/04/30 O.A.
2006年4月26日、8人の容疑者が一斉に逮捕され、遂に耐震偽装事件はXデーを迎えました。しかし、今回の逮捕容疑は構造計算書の偽装そのものに関するものではありません。偽装事件全体の構図は今だ解明されておらず、偽装の真相は依然、闇の中でした。
事件のキーパーソンである二人の容疑者を逮捕前に取材。その証言から、二人の耐震偽装の中心人物の意外な関係性が浮かび上がったのです。
また、表面化した耐震偽装疑惑を追跡すると、今回逮捕された容疑者以外にも建築士たちの「堕ちたモラル」が次々と明るみになりました。さらに、政府が進めている再発防止策を徹底検証。事件を受けて閣議決定された建築基準法改正案は、実は、構造設計士を「国交省認定プログラム依存症」に陥らせるものだったことがわかりました。
2006/10/22 O.A.
戦後、日本を象徴するトップブランドとして、国内市場で業界トップの座に君臨し続けてきた資生堂が、数年前まで、深刻な病魔に冒されていたことは意外と知られていません。
日本が苦境に立たされたバブル後の10年は、資生堂にとっても「失われた10年」だったのです。外資系企業に押され低下する一方の業界シェア。
若者離れで「中高年のブランド」、「堕ちた老舗」とまで呼ばれ、行われる「改革」は、いつも「掛け声倒れ」に終わっていました。
挙げ句、市場関係者が資生堂につけた徒名は「オオカミ少年」。
改革を妨げたのは、トップブランド約130年の歴史の重みと奢り、「美」を売るイメージ企業としての大看板、摩擦を恐れる「事なかれ主義」と2つの体質。そんな中、2年前に、14人抜きでトップに就任、大改革の先頭に立った前田新造社長(59)が、その資生堂を大きく変えました。
マキアージュをはじめ、TSUBAKI・UNOなどで、シェアトップの座を奪回し、復活著しい資生堂をテレビ初の独占密着取材!明治5年に創業した日本の老舗、その「低迷」と「復活」の秘密を明らかにしました。
2005/05/18~2006/08/03 O.A.
「免除をお願いした記憶もないのに国民年金が免除されている。どうなっているのか?」視聴者からのこの1枚のFAX。これが日本中を紛糾させた、一連の社会保険庁関連不祥事の原点です。取材班は大阪市社会保険事務局を直撃!2006年5月、『年金事業機構』審議の最中に全国各地の社会保険事務所の不正免除をスクープ。全国116社会保険事務所で222,587件の不正免除が判明し、職員1,752人が処分されました。社会保険庁は、この組織的犯行で国民の大きな不信を招き、社会保険庁解体を加速しました。
2006/07/27~2007/10/30 O.A.
「京都市環境局の事務所にはスロットマシーンがある」この衝撃の内部告発は、現役京都市職員からのものでした。調査取材班は現場、京都市ゴミ清掃局の張り込みを敢行。動かぬ証拠を手に入れました。『スロットマシーン』『フィットネスジム』『水上バイク』等々。京都市環境局の考えられないような勤務実態を暴露。桝本市長(当時)をして、「長年にわたって続いてきた“同和採用枠”がすべての元凶」と言わせるに至りました。取材班はその後も取材を続行。清掃局職員の、公務員とは思えない様な、信じられない犯罪行為をスクープ。京都市が脈々と続け、被差別部落出身者にとって“当然の権利”であった優先採用枠撤廃を実現しました。
2006/11/24~2008/01/21 O.A.
<取材の発端>
2006年10月中旬…ABC「ムーブ!」に入った情報。それは、『広島ドッグパーク崩壊に関わるレスキュー活動に、寄付金詐欺、恐喝行為をも含む重大な背信行為がある』とのものでした。さっそく現地、広島ホームテレビとの協力体制を作り、関係者への極秘取材に入りました。そして、動物愛護団体アークエンジェルスに掛けられた疑惑がほぼ間違いないものであると確信し、その犯罪的行為を告発しました。日本社会において、善意の具現者である動物保護団体への疑惑を正面から告発したこの一連の調査報道は、タブーへの挑戦でした。
<経緯>
2006年9月下旬、衝撃的なニュースが全国を駆け巡りました。『経営破綻し、閉園した広島ドッグパークに大量の瀕死の犬が放置されている』というものです。告発したのは、現場に乗り込みレスキュー活動に入った自称:動物愛護団体アークエンジェルズ(以下AAと略)でした。悲惨な犬たちの映像、ボランティアたちの涙、AA林俊彦代表の怒りの声と共に、このニュースは大きな反響を生みました。前代未聞の500頭を超える犬たちのレスキュー。報道の結果何が起きたのか?全国から莫大な寄付金と援助物資が広島ドッグパークに集まりました。その額はAAがHP上で公表しただけでも5400万円以上(後の調査で2億円以上と判明)。巨大な倉庫を埋め尽くすほどのフードや毛布、医療品などの援助物資。延べ5000人を越えるボランティア。『広島の犬たちを助けてほしい』たった一つの願いと共に全国から集まった“善意”の形でした。
10月中旬…AAは大規模な譲渡会を実施。その後もほぼ順調に譲渡は進み、広島ドッグパークには放送当時80頭の犬たちを残すのみになっていました。
<疑惑① 寄付金・物資の行方>
レスキュー当初から『寄付金の総額も使用状況も報告がない』との不満が、協力者の間から出ていました。そして、10月27日、AA林代表が発表した寄付金総額は5400万円強。しかし、問題なのは総額よりもその使用状況でした。
『犬たちの治療費が莫大にかかります!』AAは当初からそう叫んで寄付を募ってきました。しかし…広島県獣医師会は我々の取材に『全額無料の可能性すらある』と証言しました。残った犬はわずか80頭。ボランティアは当然無償。光熱費、施設の改造などは全て地権者である大前コーポレーションが負担していました。AAには“お金を使う場所”そのものがないのです。
5000万円(2億円)近く残った善意の寄付金。毎日どこへともなく搬出される援助物資…これらはどこに消えるのでしょうか? 重大な疑問が残りました。
<疑惑② 地権者への恐喝行為>
そもそも、広島ドッグパークは産廃業者・大前コーポレーションの大前社長が、同社が抱える造成地の有効活用のため、犬のイベント業者・ドッグプロダクションの武田氏と共同で立ち上げた事業でした。大前氏の立場は、あくまで土地の提供者。犬の管理・運営は犬関連のイベント業者・武田氏。明確な分業体制でした。
その大前氏にAA林代表が面と向かって口にした要求…それが『5000万円寄付しなさい!』『ドッグパークの土地を我々に寄付しなさい!』でした。こんなことが許されるのか?確かに大前氏は広島ドッグパークをああいう状況にしてしまった共同経営者の1人です。しかし、施設を整備し、運営を“犬のプロ”武田氏に任せていた大前氏にはパークの犬たちの現状を認識する手段がなかったのです。事件発覚後、大前コーポレーションは、その責任感から土地を無料でAAの活動に解放し、環境改善のため1000万円を超えるお金も支出していました。光熱費も全て大前側が支払っていました。AA林氏のこの要求は“脅しを伴った明白な恐喝行為”です。我々取材班は大前氏の協力で、林氏のこの恐喝行為の一部始終の撮影に成功。問題提起しました。
リンク:BPO放送倫理番組向上機構 委員会決定第33号
http://www.bpo.gr.jp/brc/decision/031-040/033_k_abc.html
You tube http://www.youtube.com/watch?v=mH5g_2SEVMk
2008/05/21 O.A.
ムーブ!に寄せられた内部告発は現役市議会議員からのものでした。舞台は高槻市にあり、“本物の天皇陵”とまで言われている今城塚古墳の修復工事。不正の実行者はなんと、高槻市自身。工事は、表向き、正当な入札が行われているように見えるもの。ところが実は、どんな低価格で落札しようが、最終的に企業側に入るお金は、当初予算と変わらない!という、「骨抜き入札」の疑惑が浮かび上がってきました。取材班は市会議員と協力して、市議会、建設局、教育委員会を徹底取材。疑惑を究明しました。
2008/06/06 O.A.
あなたは馬券を買ったことがありますか?日本の競馬市場規模は中央・地方合わせて5兆円!不景気・日本にありながらその集客・集金力はまさに“モンスター”。
ムーブ取材班はついに見つけました!名づけて『競馬情報シンジケート』。大手スポーツ紙に堂々と大きな広告まで打っています。しかし・・・その情報は全てウソ。当たり馬券も・・・予想するプロも・・・勝ち馬予想も・・・その全てが存在しない、100%偽造された情報。彼らはこのニセ情報を一般客に言葉巧みに信じ込ませます。最初は小額の入会金→外れても新たな情報提供と称して高額な情報料を取る・・・この手法で彼らは、各店舗あたり億単位の現金を手にしているのです。元従業員、元経営者・・・貴重な内部証言を元に、ムーブ!取材班はこの巨大シンジケートの全貌をあぶりだしました。
2008/06/26 O.A.
『ごみをどう処理して行くのか?』政府・・・そして全国の自治体が抱える、最大の問題です。全国の自治体に“夢のリサイクル技術”として紹介され、多くの自治体が画期的解決策として導入したRDFに、大きな問題が沸き起こっています。
和歌山県湯浅町は、36億円をかけて新設したRDF施設を、わずか4年の操業で『休止』させるという、苦渋の選択を取らざるを得ませんでした。「固形燃料の処理費が財政を圧迫している」これが理由です。“ごみから売れる燃料を作る”RDFの基本コンセプトを根幹から覆す決定でした。
湯浅町「リユースなぎ」に何が起きたのか?問題の本質はどこにあるのか?国・・・メーカー・・・そして地方公共団体・・・それぞれの思惑にその方向性を歪められ、重要な岐路に立たされた“夢のリサイクル技術”RDFの未来を探りました。
リンク:http://homepage2.nifty.com/otani-office/column/yo_022.html
2008/07/14 O.A.
『ムーブ!』に市民から届いた一通の投書…「かかっていた医療機関が不正請求をしていることがレセプト開示請求で判明しました」
後期医療制度で大阪府民の年間負担額が全国最高水準になる。高い保険料の一方で、医師による不正請求が横行しているとすれば、府民の怒りが増幅することは火を見るよりも明らかです。保険料負担を抑えるためにも、保険者や審査機関には『不正請求を許さない厳しい対応』が求められます。どうしてこのような状況が生まれたのか?どうすれば、改善できるのか?当事者、関係機関への綿密な取材で、解決策を探りました。
2008/07/18 O.A.
大阪府議会にひとつの議案が上がっていました。第29号議案「財団法人大阪韓国人福祉協会に対する府有地の譲渡に関する調停の件」・・・北区中崎町にある2700㎡の土地を3億円で譲渡する議案です。件の土地は、1942年から土地を所有する大阪府が大阪府協和会(現在は大阪韓国人福祉協会に引継ぎ)無償での貸し出しを続けてきた土地です。
60年以上がたった今、なぜ売却という処理方法を選んだのか?なぜ3億円なのか?財政難に苦しむ大阪府が、更地であれば20億円近い評価額の土地を低価格で譲渡する正当性を検証しました。
2008/07/31 O.A.
『府営公園に雀荘がある』府民からの告発。府営大泉緑地内に、麻雀使用のために屋外施設をわざわざ税金で建設。5年間の長きに渡って特定のグループに占有・使用させていたという内容でした。
府民の財産・・・公園で会員制雀荘?いったい何が起きているのか。大阪府、そして今も続く公園麻雀の現場を取材。公園雀荘問題の深層に議員の威光をちらつかせた人物の専横を突き止めました。
2008/08/21 O.A.
番組宛に届いた視聴者からの1通のメール「大阪市の事務所がパリにあります。いったい何のためにあるのでしょう?」が取材の始まりでした。大阪市は現在パリ・上海・シンガポール・シカゴ・・・世界4都市に海外事務所を持っています。年間予算は4事務所合計で、およそ2億円。大阪維新の名の下、橋下改革が進む大阪府は、上海事務所だけを存続、3事務所の廃止を発表しました。
「海外事務所を通じてどんな大阪を売り込もうとしているの?」「海外事務所は今までどのような恩恵を大阪市にもたらしてきたの?」市民の疑問に大阪市はどう答えるのか?徹底取材しました。
2008/09/01 O.A.
「伊丹空港の廃止も含めて検討する」。国も・・・周辺自治体も…大阪市民も度肝を抜かれた橋下知事の発言。「素人の発言だ!」「周辺自治体無視だ!」反対や非難の声は大きく聞こえるものの、賛成の声はあまり聞こえてこない。関空の苦戦・・・神戸空港のつまずき・・・名古屋国際空港の攻勢・・・関西経済は今、これまでに無い大きな転換点を迎えていました。
誕生の経緯から騒音問題、空港訴訟、そして新空港建設・・・伊丹空港の歴史は、そのまま関西圏の空港行政の歴史ともいえるものです。
大阪は、そして周辺自治体はどのような関西3空港時代の未来図を描いていくべきなのか?特命取材班が徹底取材しました!
2008/09/08 O.A.
2008年7月終わり、奈良新聞が不可解なニュースを報じました・・・「不明朗な残業手当・年間1646時間」市の清掃センターに勤める職員が、2006年に1646時間、07年に1300時間もの残業をしていたという内容。残業なんてしていないのでは?どうしてこんな勤務が認められるのか?異常なほどの残業時間に様々な憶測が飛び交いました。そして・・・8月に入り新たな情報が飛び出した。「問題の職員は葛城市議の長男で、市長の親類だった」
事態を重く見た市議会が遂に動きます。事実究明のための百条委員会設立。葛城市はこの事実を知らなかったのか?残業の実態はあるのか?実態があるとすれば勤務のあり方として正しい姿なのか?様々な疑問を特命取材班が追跡。担当上司の単独インタビューが問題職員の実像を暴露しました。
2008/09/22 O.A.
2008年3月、大阪市は条例を改正し、大阪湾岸の防波堤や護岸を港湾施設に組み入れました。港湾施設は、一般人の立ち入り禁止。違反すれば罰金5万円が課せられる。これは実質、『無法釣り人の締め出し』に他ならない。
きっかけは、07年8月の釣り人転落・死亡事故だった。夢洲で起こったこの事故で、遺族は大阪市を相手取って、行政の管理責任を問う民事裁判を提訴。大阪市は、受けて立つ構え。「港の施設はこれまでみんな自己責任で遊んできたのに・・・」とばっちりを食う形になった大阪湾の釣り人、渡船業者はにわかに異論の声を上げ始めた。大阪市もHP上で市民の意見を求めている。
そもそも・・・『海』は誰のものなのか?港全てを“経済施設化”して、市民を締め出すことが本当に大阪のためになるのか?
リンク:http://homepage2.nifty.com/otani-office/column/yo_023.html
2008/10/06 O.A.
全市をあげて“エコ・リサイクル都市”への道を歩んでいる京都市。しかし・・・重大な情報が朝日放送に持ち込まれました。
『京都市魚アラリサイクルセンターで作られた魚粉が燃やされている!』
改装費21億円の巨費を投じて、最新式の設備に生まれ変わった『魚アラリサイクルセンター』。リサイクル再開から半年・・・リサイクルの最前線で、いったい何が起きたのか?事故説・・・重金属検出説・・・さまざまな憶測が生まれるその深層を『ムーブ!』 &『News ゆう』合同取材班が取材!巨額の税金を投じて創った施設が、事実上“塩漬け状態”である実態をスクープしました。
2008/10/20 O.A.
「JAバンク北大阪で顧客現金の着服事件が起きた」特命取材班に入った情報でした。発信源は現役行員。しかも、JA北大阪組織内部でその事実を公表しない、隠蔽とも取れる動きまであるということでした。着服事件とはいったいどんなものだったのか?その事件処理は適正に行われたのか?農協法に定める不祥事の報告は?第三者委員会での結論は?
内部情報無しでは決して露見しなかったであろう、ひとつの不祥事を追う中で、JAが抱える問題点を特命取材班が追いました。
2008/11/04 O.A.
「ある企業に息子の戸籍を不正取得された!」特命取材班取材班に入った告発。東京の大手メガネ会社OBが、現役当時に関わった会社の不正送金疑惑を追求する中で起きた事件でした。戸籍の不正取得を行ったのは行政書士。依頼者は横浜の探偵事務所。探偵の雇い主は件の大手企業役員(現社長)でした!被害者からの直接の追及・・・その電話に社長から、驚くべき答えが返ってきます!「あぁ・・・確かにあなたの家族の身辺調査をお願いしました。正当な企業の防衛策です」
戸籍の不正取得を被害者に伝えるという英断を下した三田市役所。提携行政書士の“異常な数の戸籍取得”を追及した三重県。そこには個人最大のプライバシーである戸籍・・・その扱いに苦悩する自治体の姿がありました。
“人権”“プライバシー”“法律職のモラル”そして“企業倫理”・・・戸籍を巡って複雑に絡まった糸を『特命取材班取材班』が解きました!
2008/11/17 O.A.
奈良県川上村・・・吉野杉で全国に名を馳せた林業の聖地はまた、『水源の村』です。そこに、45年間もの長きに渡って建設が続きながら、未だに完成の瞬間を迎えることが出来ない“巨大ダム”があります。
「大滝ダム」本体は2003年に完成。直後の3月に試験湛水・・・ところが、水位上昇中に考えられない事が起きます。“ダム史上最大の地滑り”。白屋地区が位置する斜面に巨大なひび割れが入り、住民は集団移転を余儀なくされました。
あれから5年・・・大滝ダム周辺では、今も地滑り対策の工事が続けられています。3度目のダム完成予定は2012年・・・計画調査スタートから実に50年が経つ。折りしも、淀川水系『大戸川ダム』や『川辺川ダム』では“計画白紙撤回”の流れが起きている。そんな中で『大滝ダム』はどんな未来を国民に約束するのか?特命取材班が検証しました。
2008/12/01 O.A.
『NTTを名乗る電話会社から高額なIP電話リース契約を勧められた』視聴者からの告発メールがムーブ!に届きました。ブロードバンドやIP電話の急速な普及につけ込んだ電話販売会社による高額な電話リース契約被害が続いていました。
「従来の電話はデジタル化で使えなくなる」「今のリース契約はこちらで解約しておきますので安心です」虚偽の営業トークで消費者を騙して契約に持ち込む販売業者のターゲットはネット環境に疎いお年寄りや、クーリングオフ制度が適用されにくい中小事業者だという。法律違反ギリギリを狙う“騙り商法”の闇に迫りました。
2009/01/05 O.A.
「融資を申し込んだら、保証金を入れろといわれた・・・これは詐欺?」特命取材班に届いた視聴者からの告発です。業者の名前は『ひまわりの会』。調べてみると、無認可の悪徳化資金業者でした。
「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」「架空請求詐欺」そして「融資保証金詐欺」。全国で後を絶たない詐欺被害。貸金業法やヤミ金融対策法でも縛れないこれらの新手のやり口に、被害者、自治体、そして国・監督官庁は有効な防御策を講じることが出来るのか?
融資保証金詐欺を働く組織・・・そして関係機関・・・師走の資金繰りに苦しむ市民を喰い物にする闇のグループの実態を徹底取材しました!
2009/01/19 O.A.
厚労省が、衝撃の数字を発表した。「2008年10月から今年3月までに、契約期間の満了に伴う「雇い止め」や期間途中の契約解除による解雇などによって、全国で8万5千人の非正規雇用者が職を失う見込み」1999年の派遣法改定以来、日本の労働市場の姿は激変しました。非正規社員に支えられる日本経済は、巨大な景気悪化という核爆発で木っ端微塵に吹っ飛んでしまいました。
日比谷公園・派遣村にあふれる非正規労働者たち・・・。大阪や神戸でも派遣切りにあった人たちの年越しを支えるテント村が出現。自治体や企業も『派遣切り』『雇い止め』の人々の受け皿を模索しています。
日本人の“働く姿”は今、どこへ向かおうとしているのか?特命取材班がリポートしました。
2009/02/02 O.A.
2008年末…麻生総理渾身の経済対策・・・『第2次補正予算』が成立する時期。揉めに揉めた定額給付金。年度末に間に合うのか疑問の残る雇用対策。なかでも、政府与党が胸を張る景気浮揚策のひとつに“高速道路料金値下げ”があります。週末の高速道路利用料をETC利用者限定で都市部を除くとはいえ破格の1000円にするというもの。耳障りは確かに良い!しかし・・・いくつかの疑問がわいてくるのも事実です。
「どうして普通車のみ?」「どうしてETC利用者のみ?」「物流を支えるトラック業界は?」「JRや私鉄、フェリーや航空業界など公共交通機関はやられ損?」
景気対策なのか?選挙対策なのか?高速料金1000円がもたらす波紋を徹底取材しました。
2009/03/02 O.A.
麻生総理が緊急の景気対策として第一次・第二次補正予算で中小企業融資対策を組んだ。融資保証総額30兆円。しかも焦げ付いた場合には、100%信用保証協会が保証。これまで金融機関に課されていた20%の保証責任は免除された。銀行にとってはノーリスクで融資を行えると言う大盤振る舞いでした。
しかし・・・「資金繰りに苦しむ中小企業に設備投資・経営資金として貸し出されるはずの金が、犯罪グループに狙われている」衝撃的な内部告発が『ムーブ!』に入りました。一体どうやって信用保証協会を騙し、銀行からの融資を引き出すのか?
100年に一度の経済危機・・・“中小企業救済”の名の下、国民の税金が投入されるこの制度融資のセーフティーネットは機能しているのか?特命取材班が追いました!
リンク:http://homepage2.nifty.com/otani-office/column/yo_025.html
2009/01/08 O.A.
長引く不況、若者のビール離れ、厳しい戦いが続くビール市場…ビール業界を救うメガヒット商品は若き女性リーダーのギリギリの決断から生まれた。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2010」にひとりの平社員がトップ5入りを果たしました。選考理由は彼女が生み出したメガヒット商品…それがアルコール0.00%!完全なノン・アルコールビール『フリー』です。28歳の開発責任者・梶原さんに密着。開発の苦労と問題を克服したウルトラC。ビール業界に新たなマーケットを生んだ怪物商品開発の舞台裏に迫りました。
2010/02/06 O.A.
『Twitter、ツィッター、つぶやき』…いまや、この単語を耳にしない日は無いほど、急速に世界中の人々に広まった驚異のツール。政界、芸能界、そして市井の一個人の世界観をも取り込む新世代のコミュニケーションツール“twitter”の魅力とはいったい何なのか?新たな広告媒体としてtwitterに目をつけた企業を取材。たった一人の営業部長から始まった“つぶやき営業”で脅威の売り上げを記録!テーブルマークへと社名が変わった加ト吉が打ち出した戦略に迫りました。
2010/03/06 O.A.
若者の文字離れ、インターネットの台頭…出版業界が“ダメな理由”は誰でも思いつくし、口にするのも簡単です。しかし、そんな状況を緻密な分析と大胆な発想で跳ね返す企業があります。宝島社!ファッション雑誌に有名ブランドとのコラボ商品を“付録”を付け、『限定アイテムが手に入る』という売りで、女性ファッション雑誌業界に“革命”を起こしました。宝島社の営業戦略はある一言に凝縮されています。“一番誌になれ!”
その言葉通り、「SWEET」は遂に100万部を突破。この戦略…実はある美人広報課長が中心になって進めています。徹底したマーケティングで一番誌戦線を牽引する女性課長とはいったいどんな人物なのか?ブランドアイテム作成過程に完全密着!不況の中、躍進する宝島社の秘密を追いました。
2010/03/20 O.A.
日本の東西に不況をものともしない怪物テーマパークがあります。東京ディズニーランドとユニバーサル・スタジオ・ジャパン。しかし、テーマパーク界での完全なる“2人勝ち組”には大きな違いがあります。完全なる日常からの隔離を絶対命題に掲げるディズニーランド。対するUSJ、映画という非日常をメインテーマにしているとはいえ、その裏側まで見せるという“リアル(現実)”との融合を来場者に楽しんでもらう。
そう…USJが客にプレゼントするものは“ファンタジー”ではなく“笑い・笑顔”なのだ!さすが大阪といったところか?
笑顔をプレゼントするために、スタッフは日々どんな苦労をしているのか?大阪USJ流クルー教育に密着。そこには、客の笑顔を生むために流すスタッフの汗と涙がありました!
2010/03/27 O.A.
消費不況の中、2ケタ成長を続ける会社があります。靴の小売店を全国に展開するABCマート。2008年度は売上高前年度比10%増の973億円、純利益は5%増の110億円と過去最高を叩き出しました。タウン用ブーツ、スニーカーなど若者向け商品から、パンプス、ミュールなど女性用シューズ、さらには男性用ビジネスシューズまで、ファッション性があって価格も手頃なところが受けています。一体、何故、ABCマートは強いのか?理由は、社長自ら店頭に立つという、徹底した「現場主義」にありました。
2010/04/03 O.A.
デジタルカメラ所有率はおよそ95%。飽和する市場の中、売れ筋商品も2極化が進んでいます。2万円以下の激安薄型モデルとPENを代表とする7万円を超えるマイクロ一眼レフ。しかし…その中で価格4万円台。テレビCM無し!中途半端な位置づけでも売れまくる商品があるのです。キーワードは『防水・防塵・耐寒・耐衝撃』。
オリンパス・タフ。ベタ過ぎるネーミングだが、その性能は精密機器の常識を打ち破ります。基本性能は10m防水・2m耐衝撃・-10℃耐寒。どんなに乱暴に使っても壊れない精密機器。どうしてこんな破天荒な商品が生まれたのか?そこには自己満足度を追求し続けた一人の社員とそのわがままを後押しした企業の覚悟がありました。
2010/04/10 O.A.
そのオフィスの光景はハッキリ言って“異様”です。
会社・オフィスに絶対あるはずの物…イスが無いのだ。社員はみんな罰ゲームよろしく、立ったまま仕事をしている。その会社はキヤノン電子。世界のキヤノンのグループ会社です。ビジネス向けスキャナーや携帯情報端末の開発・生産を行う地味~な会社。しかし、その財務改善の歴史はド派手です。2000年からの7年間で経常利益が5倍にまで急伸しました。その立役者こそ現社長・酒巻久氏。
「イスとパソコンを無くせば会社は伸びる!」そう豪語する酒巻社長。時代の間逆を行くその信念に多くの人が疑問を抱く。でも、その実績が改革の正しさを何よりも雄弁に物語っています。ありえない会社・キヤノン電子、ありえない経営者・酒巻久を徹底取材。不況の今に立ち向かう逆転の発想を実感しました。
2010/04/17 O.A.
節約に疲れた女性をターゲットに、高くても売れる脅威のスーパーが存在します。成城石井!
自信満々のコンセプトは「品質にこだわった商品を適正価格で売る!」。多少高くても消費者の財布の紐を緩めるキーワードは“信頼”。旬を前面に打ち出した独自商品。産地限定仕入れの商品。自社工場で作るこだわりプライベート・ブランド商品。“高品質の商品を質に見合った価格で売る”戦略です。
結果も出ています。販売単価は3年で10%UP。増収増益を続け、2009年12月期は売上、経常利益ともに2ケタ増。3期連続の増収増益を果たしています。その躍進を生んだのは2007年に社長に就任、現場の大改革を行った大久保恒夫氏。デフレという巨大なうねりにひとり棹差し、目覚しい復活と成功を勝ち取った秘密を探りました。
2010/05/01 O.A.
「面接実施中!履歴書無しでもOK」
若者達で埋め尽くされる日曜日の原宿。H&MやTOP SHOP、ZARAなど、ファーストファッションが集まる明治通り沿い。若い女性でごった返すフォーエバー21の店頭に急遽作られたブースがありました。「旗艦店開店スタッフ募集」4月末の銀座店開店に向けたスタッフ集めです。勤務場所は老舗デパート・銀座松坂屋。1階から5階・3071㎡にメンズ、レディスのほか、日本初登場となるキッズまでのフルラインナップを展開します。
ファッションの街・原宿店オープンの衝撃からちょうど1年。今回は『大人の街』銀座が相手です。フォーエバー21にとって大きな挑戦だ。「パワーと破壊力」を恐れられるフォーエバー21は大人の街に受け入れられるのか?原宿で集めた人材はデパートという異空間に適応できるのか?百貨店を日本進出の足がかりに決め、100店舗展開を狙うフォーエバー21の開店準備に完全密着。銀座での必勝戦略に迫りました。
2010/05/08 O.A.
「日本の農業も、日本の空も毀れちまったよ…」
ある米農家の呟きです。耕作放棄地ばかりが目立つ農地。延びない食料自給率。そして、後継者不足。日本の農業にはいつも、暗いニュースが付きまといます。更に…今春、日本を襲った異常なまでの天候不良。野菜農家の作物は壊滅的な打撃を受け、供給が全く追いつかない事態に。消費者の台所を野菜の価格高騰という大打撃が襲った。
『日本の農業は大丈夫なの?』『次世代に繋がる希望は無いの?』消費者の不安は拡がります。
そんな中、日本中…いや世界からも熱い期待と共に関心を集める技術があります。野菜工場!
どんな環境にも影響されずに安定した収穫。立体化と多毛作による土地あたりの巨大な収穫量。無農薬化の可能性。そして、都市部でも営農可能なため就労人口確保の容易さなど…その技術は日本の農業に差した明るい光として、第一次産業だけでなく、異業種からも注目されています。
しかも、「この技術は世界で売れる!」そう確信した日本の総合商社は、旱魃被害や人口爆発に悩む中東やオーストラリア、アジア各国へ日本発農業新技術として売り出す動きを加速しています。
日本が誇る“野菜工場新技術”ってどれくらい凄いの?その秘密に迫りました。
2010/05/15 O.A.
「正直どうなっていくかなと思ったけど切り替えていかないと…」まだ17歳の少年が言い切った。彼は「世界の巨人」トヨタ自動車の1社員だ。
1兆7500億円の黒字から4000億円の赤字に転落した2008年度。そしてリコール問題…
窮地と思われたトヨタ。しかし2009年度はリコール対策に1800億円を費やしながらも黒字転換しました。
背景には生産効率の向上がある。その現場を支えるリーダーを養成している場所が、トヨタ本社のお膝元にあるのです。それが『トヨタ工業学園』
学費は無料。それどころか彼らは給料をもらいながら勉強します。中学卒業後から3年間をかけてトヨタマンを作っていくまさに『トヨタ社員養成所』。
「おはようございます!!!!!」「いただきます!!!」朝の朝礼からそのノリは“超体育会系”。
技能教習の最中にも「ひざ着くんじゃねぇ」と厳しい檄が飛ぶ。
卒業生はトヨタの工場で今も8000人が働き、5500人が役職を持ってものづくりのリーダーとして働いています。ただ…中卒で社会人になるという現代ではあまり見慣れない人生を選択した彼ら。トヨタしか就職先がない中で、逆風の今を、10代の彼らの心情に迫りました。
2010/07/24 O.A.
大型連休には地方へと向かう大渋滞まで引き起こした「1000円高速」。更に民主党政権は社会化実験と称して、地方の高速道路一部無料化に踏み切りました。
マイカー族と地方自治体にとって“ハッピーニュース”の影で、頭を抱える人たちが、バスや鉄道などの公共交通機関です。不況で旅行などの“移動需要”がただでさえ減っている中、政府主導で始まった1000円高速&無料化のダブルパンチは、輸送各社の経営悪化に追い討ちをかけました…ただ1つの企業を除いては…。
その例外こそ、逆風の中、利用者数は右肩上がり!順調に成長を続ける高速ツアーバス「ウィラーエキスプレス」です!2010年の利用者数は前年比130%の180万人と予測!一体何が、そこまで人気を集めるのか?
規制にとらわれない大胆な発想と、脅威のスピード決断!業種の垣根を越えた異業種大連携で逆風を切り裂く社長・村瀬。高速ツアーバスを世に産み出し、今も新たなチャレンジを続ける男の見据える未来とは何なのか?「ウィラーエキスプレス」の全貌を探りました。
2010/07/31 O.A.
♪娘さん~よく聞~けよ!山男にゃ惚れるなよ~♪
こんな歌が流行った昭和は今や遠い昔…。山は今や華やかなファッションに身を包んだガールズのフィールドと化しています。スパッツの上に巻いたスカート。いわゆる“山スカート”がブームの起爆剤。不況に苦しむ各メーカーがこぞって新商品を開発。女性をターゲットにした山登りイベントも企画。キャンプをしながらコンサートなどを愉しむ夏フェスのブームも手伝って、アウトドア用品の市場規模は2005年以来、毎年右肩上がりに伸びています。
山×女性、ミスマッチにも見える不思議なコラボで生まれたムーブメントが確実に経済を動かしています。この動きを決定的にしたのが…“Outdoor Mix”
アウトドア用品を日常着まわしエッセンスとして取り入れ、お洒落を愉しむ。こんな女性とカップルが増えている。女子力が生んだ新たなマーケット。各メーカの動き、次に来るのは何か?山ガールたちが動かす経済の新ムーブメントを取材しました。
2010/09/11 O.A.
今年11回目を迎えるマンモスイベント、『東京ガールズコレクション(略:TGC)』
テーマは「日本のリアルクローズを世界へ」。日本国外への情報発信や日本への誘客を企図して、ファッションショーでは異例の外務省や観光庁、東京都が後援しています。
TGCはファッション業界でも異端の存在。既存のファッションショーは服飾メーカーがバイヤーに向けて新作を紹介、卸売り契約を獲得するために開かれています。しかし、TGCの情報発信対象は10代後半から20代の女性。販売も小売り。リアルクローズ=普段着を、佐々木希や山田優、押切もえといった今をときめく超人気モデルたちが着て舞台上を闊歩する。モデルが着ている服は携帯サイトやネットを通して、その場で買うことが出来る。この気軽さと、「あのモデルが着ていた本物の服が手に入る」という憧れの具現化で人気が爆発したのです。
今回のTGCはいわば、“国内開催の総決算”。2005年の第1回から、渋谷、横浜、埼玉、沖縄で年2回ペースで開催を続けてきました。11回目の今回は埼玉スーパーアリーナ開催。来年は中国、台湾での開催が決まりました。東京で生まれた、過去最大規模3万人が押し寄せる若者ファッションの祭典は、次なるステージ、アジアを目指して突き進んでいきます。
主催者の想いは?モデルたちの想いは?アジア隣国の想いは?観客の想いは?
不景気の中でもアジア戦略を打ち出し、拡大を続けるTGCの裏側を取材しました。
2010/09/18 O.A.
『東京ガールズコレクション』の一角に大々的にブースを出している企業があった。世界のYKK!
ファスナーのシェアは日本で90%以上。世界では45%以上。まさに押しも押されもせぬ世界企業です。そのYKKがなぜ10代の女の子ばかり集まるファッションショーに出展するのか?驚きの答えが返ってきました…
「若い世代に全く知られていないんです。人材も集まらない…危機感からです」
ありえない!!!そんなはずが無い!!!驚きと疑問を抱えながら取材を始めると、YKKが持つグローバル企業としての信じられないほどの体力と強さ…その裏に抱える大きな悩みが見えてきた。経営方針は『善の循環』。社会の為になる事をなし、良い製品を送り出すことが、巡り巡って自己に利益をもたらしてくれる。初代社長の哲学です。
洋服に…鞄に…日常生活のあらゆる所のみならず、宇宙ロケット打ち上げ施設や宇宙服にも、青函トンネルや、果てにはあの高速水着レーザーレーサーまで!
ありとあらゆるシーンで世界を支えながら、若者たちになぜか知られず、悩みを抱えるYKKの素顔に迫りました。
2010/10/09 O.A.
2010年10月1日、あのユニクロが日本に“凱旋”しました。ユニクロで扱う全ての商品が揃う“総本山的存在”「グローバル旗艦店」のOPENです。場所は大阪・心斎橋。
「一体なぜ、今、大阪なのか?」
パリ、上海、ロンドン、ニューヨーク…世界各国でオープンし、その全てを成功してきたユニクロ。グローバル展開のために、社内の“英語公用語化”さえ画策するこの会社が、なぜコテコテの関西にお店を出すのか…?その裏にある意味、そして、日本初のグローバル旗艦店オープンまでを完全密着!拡大を続ける新たな世界企業ユニクロ。柳井社長の単独インタビューにも成功!ユニクロの描く世界計画の全貌を取材しました!
2010/10/16 O.A.
あの老舗ビジネス誌「プレジデント」で有名なプレジデント社がBaby市場に名乗りを上げた!政治・経済の混沌、子育て、教育不安・・・さらには続く少子化と不安が募る日本。なぜ今、Baby市場が拡大しているのか?
「プレジデントFamiy」創刊から5年。英才教育、早期教育と言われるとポジティブにもネガティブにも受取られるこの存在に対して、独自の取材を実施するプレジデントBaby誌。一体、どんな雑誌なのか?幼児教育の現場とは?進化するベビー用品とは?急拡大するBaby市場の全貌に迫りました。
2010/11/06 O.A.
「100年に一度の不況」この言葉を聞いて一体どのくらいの時間がたったのだろう?製造、流通、サービス…今や日本の全ての産業界にとって今の時代の中で“増収増益”は夢物語にすらなりつつある。そんな中、この企業だけは違う!
日本マクドナルドホールディングス(2009年12月期売上高:3623億円)が10月7日に発表した9月度の全店売上高は前年同月比3.0%減、既存店売上高は2.3%増。しかし、その内容を見ると、全店売上高対前年比の営業店舗数と1店舗あたりの売上比では、営業店舗数前年比9.5%減、1店舗あたりの売上前年比7.2%増。戦略的閉店の進捗により営業店舗数は減少しているものの、1店舗あたりの平均売上高は増加しているのです。
メガマック、ビッグアメリカ、0円コーヒー、200円ビッグマック、そして現在進行中のアイコンチキン…思いつくだけでも、不景気の中、マクドナルドは信じられないハイペースで新機軸の企画を打ち出し、その全てで結果を出しています。
いったいこの企画力と経営戦略はどこから産まれて来るのか?不景気気分万延時代に生き残る経営力を、日本マクドナルドの舵取り役・原田氏の単独インタビューを軸に、徹底取材でひも解きました。